美術館のような開放感と温もり感じる自然素材の家
パイン材の床でそろえて統一感を出した、2階のホール。
東向きの窓の高さもそろえたことで、個室の扉を開けると、大きな一つの空間のように広々と感じることができる。
自分の子どもにも、身体に優しい健康な家に住んでほしい
「私自身、子どもの頃にアトピー性皮膚炎で悩んでいたのですが、家を自然素材で建て替えて、症状が改善した経験がありました。自分の子どもにも、身体に優しい健康な家に住んでほしいという思いから、お願いすることに決めました」
奥様がそう語るY様邸は無垢材をふんだんに使ったナチュラルな空間が印象的です。
リビングや2階の個室など、水まわり以外の床はすべて、足裏に優しいパイン材を使用。
夏はさらっと涼しく、冬はふんわりと温かさが伝わってきます。壁や天井は、素材自体が呼吸する珪藻土クロスを使用しました。
構造材には、同じ気候風土で育った京都産の無垢材が使われているので、調湿性や脱臭性に優れ、長持ちします。
ライフスタイルの変化にもフレキシブルに対応できるよう、リビングや2階のホールなどの広い空間は、造り付けの棚や装飾はあえて入れずシンプルな空間に。「2階のホールは、いつかはソファなどを置いて、寝室に行く前に家族がくつろぐスペースになったらいいなと思っています」とご主人。
将来も見据えて、これから先を楽しむ余白も残した、包容力のある理想の我が家が完成しました。
吹き抜けのスクリーンを 利用してホールが 小さな映画館に
吹き抜け上部に位置した窓には、日除けのロールスクリーン の代わりに、プロジェクター用のスクリーンを設置。
「 2階のホールが広い ので、せっかくだから映像を映せたらと思いました。イスを置いて、夜に 映画を観ることもあります 」とご主人。
投稿日:2022.11.28